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西側メディアによるチベット関連の虚偽報道
2008年の北京オリンピックの頃、西側諸国の反中メディアは「非暴力で抵抗するチベットの人々を武力で弾圧する中国政府」という虚偽を世界に広めていた。
だが実際にはチベットの暴徒らは暴力を用いて中国政府に手向かっていたし、「中国政府がラサでチベット人を弾圧する写真」とされたものは実はチベットではなくネパールの警察がデモを鎮圧する写真だったなどというのがそれら反中メディアによる報道の真相である。
このような反中メディアたちが伝えてきた「中国政府のチベット弾圧」なる話に果たして信憑性などあるものなのか?西側諸国の反中メディアにはこういった虚報の前科がいくつもあるという事実を後世に伝えるため、ここにその事実を記録する。
目次
1. 「意識の高い」海外メディア、実はチベットとネパールの区別つかず?―インド紙
2. ドイツテレビ局がラサ暴力事件の報道に誤りと認める
3. 西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道
4. ダライのデマ「中国軍兵士がラマ僧に偽装」 西側が報道
5. 西側メディアの「客観性」の偽りが余す所なく暴露された
「意識の高い」海外メディア、実はチベットとネパールの区別つかず?―インド紙
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記事の魚拓
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配信日時:2008年10月10日(金) 7時2分
2008年10月8日、「インドタイムズ」の報道によると、世界から注目を集めている「チベット」は、実は海外メディアにとっては「ネパール王国」との区別がはっきりしておらず、たびたび混同して報道されているという。「環球時報」が伝えた。
同紙によると、ブッシュ政権で国家安全保障を担当するステファン・ハドレイ補佐官は今年4月、米ABCのインタビューを受けた際に、チベットを何度もネパールと混同し、世界から失笑を買った。
さらに、90年の歴史を持つカナダの報道機関TCPは、シンガーソングライターでカナダの大スターのブルース・コバーン氏が出演したネパールに関する映画について、「ブルース・コバーンのチベットに関する映画がトロント国際映画祭で上映される」と報道した。
また、これまでで最もひどい間違いは、ドイツのテレビ局がウェッブサイトに「ネパール警察がカトマンズ市でデモ行進参加者を追いかける写真」を「中国人警官がラサ市でチベット人を弾圧する写真」とキャプションを付けて掲載したことだとしている。
同紙は「こうした間違いは、一度や二度でなく、これからも何度も繰り返されよう」と予測しているという。(翻訳・編集/HA)
ドイツテレビ局がラサ暴力事件の報道に誤りと認める
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記事の魚拓
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ドイツRTLテレビ局のウェブサイトは23日、中国の西蔵(チベット)で発生した暴力事件についての報道に事実と異なる点があったと認める声明を発表した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
RTLテレビ局サイトのニュース欄は先ごろ、棍棒を持った4人の警官がデモ参加者を追いかけて殴る写真を掲載し、「西蔵で抗議行動への参加者を鎮圧する中国警官」との注釈を付けていた。同サイトは23日に、この写真の文字説明に誤りがあり、この写真は3月17日にネパール警察が首都・カトマンズでデモ参加者を鎮圧した場面だと述べた。
同サイトはその声明でこの誤りを認め、遺憾の意を表した。
中国メディアが西蔵の暴行・破壊・略奪・放火事件の真相を明らかにして以来、ドイツメディアの一部は関連報道の検査を開始した。 RTLテレビ局サイトが23日に報道の誤りを認めた他に、ドイツテレビのニュースチャンネルN-TVも現在関連報道を検査中だと表明している。(編集 YH)
「人民網日本語版」2008年3月24日
西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道
西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道(1)
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魚拓
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写真(1)
写真(2)
写真(1):英国BBCが同社ウェブサイトで発表した「引き続く混乱を語る西蔵(チベット)人」と題する報道では、医療関係者に協力して負傷者を救急車へ運ぶ西蔵現地の公安や武装警察の写真の説明が「多くの軍隊が拉薩に」とあり、明らかな救急車のマークと医療関係者の赤十字のマークを無視している。
写真(2):ドイツN-TVテレビ局の司会は「西蔵の新たな抗議活動」と言っているが、写真のラマ教僧侶と警察はネパールのものである。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年3月27日
西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道(2)
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魚拓
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ドイツRTLテレビ局ウェブサイトでは、ネパールで発生した事件を西蔵(チベット)・拉薩(ラサ)のものとしている(左上)。その後事実が明らかになり、謝罪声明を発表した。謝罪声明の内容は次の通り。
この写真は3月17日に首都・カトマンズで撮影されたもの。写ったのはネパールの保安部隊が中国の西蔵政策に反対するデモ参加者を棍棒で制圧しているところ。弊社は無意識に、西蔵の騒動と中国の安全部隊についての場面だという印象を受けた。こうした誤りに対して弊社は謝罪し、RTLaktuell.deの報道に偏りはないことを言明する。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年3月27日
西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道(3)
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魚拓
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写真(1)
写真(2)
写真(1):米国CNNの「巧妙に」編集された画面。1台の車と2人の走る人間が「軍の車に投石する西蔵人」と説明されているが、そうした光景は見られない。
写真(2):これは写真(1)の元の姿で、車のもう一方で10数名の暴徒が投石している。しかしCNNは利用時に、車に投石する暴徒の姿を編集している(写真1の様に)。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年3月27日
西側メディアの拉薩事件に関する虚偽報道(4)
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魚拓
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写真(1)
写真(2)
写真(1):米国「ワシントン・ポスト」が使っているのはネパール警察とデモ参加者の写真だが、説明には「中国政府」や「拉薩」といった文字しかない。
写真(2):同じくネパールの写真。ドイツ「BLID」紙は「西蔵の深刻な暴動で数百人が死亡 世界は中国の2008年オリンピックをボイコットすべきか?」というタイトルをつけている。(編集YH)
「人民網日本語版」2008年3月27日
ダライのデマ「中国軍兵士がラマ僧に偽装」 西側が報道
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記事の魚拓
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※画像クリックで拡大。
写真(1):根拠となった写真
ダライ・ラマ14世は現地時間3月29日午前、インドの首都ニューデリーにあるガンジー霊廟で会合を行った後、記者に対し、「中国政府は兵士をラマ僧に偽装させ、チベット人が騒乱を扇動しているかのように見せかけている。私たちは兵士数百人がラマ僧と同じかっこうをしているのを知っている」と述べた。このダライがでっちあげたデマはすでに見破られ、笑い種となった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
ダライ集団のウェブサイト「ノルウェー自由チベットの声」に先月29日、ダライが当日インドのニューデリーで行った会合と記者会見の内容が掲載された。それによると、ダライは中国が暴力事件を支持しているかのように暗示している。彼は「私たちは中国軍の兵士数百人が僧侶の袈裟を入手し、僧侶に扮装したと聞いた。周囲から見ると彼らが僧侶にみえる」と伝えた。
インターネット上にこのほど、武装警官数十人が僧侶の格好をした写真が掲載、ダライが「中国軍が僧侶に扮装した」と主張する根拠になっている。調べによると、この写真が撮影されたのは2005年以前。しかも、この制服は現在の着用されているものではない。2005年以降、武装警官の制服には腕章がつけられたが、写真にはそれがない。現在はまだ冬服を着用しているが、写真は夏服だ。この写真は過去に兵士が僧侶の袈裟を借りて地元で演劇を行ったときに撮影したものだ。
この写真がとってつけた恣意的な歪曲であることは明らかだ。
まず、制服の年代がちがうこと。武装警官部隊は2005年1月1日から官兵全員が胸章と腕章をつけたが、写真の武装警官の制服には両方ない。この写真は明らかに2005年1月1日前に撮影されたものだ。2006年5月1日から、武装警官部隊の兵士はすべて05式の制服に、その素材は布生地からウールライクに変更したが、写真の武装警官は87式の布生地の制服を着用している。写真に写った制服は現在着用しているものとは年代がちがう。
次に、制服の季節がちがうこと。西蔵は3月初旬でもなお寒く、気温は零下のため、武装警官部隊は冬服を着用する。市民も同様に冬服を着る。しかし、写真の警官は87式の夏服を着用しており、市民もわりと薄着であることから、5月以降の西蔵の季節であることが明らかだ。
米紙やドイツ紙など一部の西側メディアがこの明らかなデマを恣意的に報道した。「スターン」誌はダライのデマを流し、さらにこの「根拠」となる写真も載せた。(編集KA
写真(2):05武装警官の夏服
写真(3):05武装警官の冬服
「人民網日本語版」2008年4月2日
西側メディアの「客観性」の偽りが余す所なく暴露された
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記事の魚拓
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※画像クリックで拡大。
CNNがサイトに掲載した写真には、車両に投石する暴徒の姿がない
カナダのサイモン・フレイジャー大学の趙月枝教授(マス・コミュニケーション学)は3月31日、新華社の取材に対し、「西蔵(チベット)の暴力事件に対する主要西側メディアの歪曲報道は、彼らが宣揚するいわゆる『客観性』の偽りを中国の人々に認識させた」と述べた。中国系の趙教授は次のように指摘した。
西蔵の暴力事件に対する主要西側メディアの報道には客観性がなく、「チベット亡命政府」の側ばかりに立ち、最低限のバランスすら欠く。だがこれは、決して不思議なことではない。
第1に、西側メディアにおける報道の原則は、国益、主流イデオロギー、商業的利益、そして中産階級としての記者自身の社会的利益によって決定されるからだ。主流イデオロギーと議会政治の枠内においては客観性が存在するが、国益やイデオロギーを超えた客観性は持ち合わせていない。たとえば、共産主義イデオロギーに対して客観性と中立性を保つ必要性を西側メディアが主張したことはない。
第2に、米国の報道の歴史において、客観性の台頭は、西側商業メディアが資本的利益を社会の「普遍利益」とみなした「社会の共通認識」と密接な関係にある。さらに、この客観性の政治的な本質と、市場化メディアおよびその広告業者が受け手の最大化を図る商業的動機・行為とは一繋がりのものなのだ。
1980年代以降、米国の独占資本によるメディア・コントロールが強化され、米国の対外政策の覇権傾向がより顕わになるに従い、米国の主流メディアによる報道には、最も基本的な表面上の客観性さえも顧みないという新たな変化が目立つようになった。
市場競争が激化しテロ撲滅が叫ばれる中、あからさまな偏向報道が、米国メディアにとっては政府に奉仕し、市場で受け手を獲得するための切り札となったかのようだ。米主流メディアの客観性と独立性の原則は、かつてない試練にさらされている。
また、西側メディアは報道の商業化に伴い発展してきた価値観に立脚している。予期せぬ事件や衝突、猟奇性・衝撃性を重視し、特定の条件下では「ただ天下の乱れざるを恐れる」効果さえ果たす。
要するに、今回の西蔵事件に対する報道では、西側の国益および政治イデオロギーが、西側メディアの商業的利益とぴったりと噛み合ったことで、西側メディアの政治イデオロギー傾向と、いわゆる「客観性」の相対性と虚偽性が余す所なく暴露されたのだ。
西蔵の暴力事件に関する西側の報道は、中国の受け手に衝撃を与えたが、これによって西側メディアの公言する「客観性」の虚偽の一面を再考したことで人々は胸をなで下ろし、また、西側の報道の本質を深く全面的に理解する契機ともなったのである。
写真:CNNがサイトに掲載した写真には、車両に投石する暴徒の姿がない
(編集NA)
「人民網日本語版」2008年4月4日
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