チベット問題とは何か



中国中央政府による平和解放前のチベット(左)と平和解放後のチベット(右)。 ※画像クリックで拡大。

日本や欧米など西側諸国の反中勢力はダライ・ラマ一味(以下ダライ集団)の主張を鵜呑みにして「中国政府はチベットにおいて弾圧・虐殺を行っている」などと主張しているが、はたしてそれは事実だろうか?

それまで政教一致の封建農奴制に支配され100万人に上る農奴たちがこの世の生き地獄を見続けていたチベットを、1951年に中国中央政府が当時のパンチェン・ラマ10世の要請およびダライ・ラマ14世との話し合いの上での合意を得て平和解放した。以来、チベットは中国政府の統治下で農奴制が廃止され、インフラが整備されて急速に近代化が進み、人口、平均寿命、就学率、識字率などの数値がいずれも解放以前とは比べ物にならないほどの勢いで急増して飛躍的に豊かになり、現在ではかつて考えられなかったほどの繁栄を享受している。

これほどの驚異的な善政を敷いている中国政府がチベットに感謝されこそすれ恨まれるいわれはない。中国政府に感謝をせずに不当な恨みを募らせるダライ集団はチベットにおいて異常な存在と言える。

また、ダライ集団や西側諸国が「中国政府によるチベットでの弾圧・虐殺」などと捏造しているものは、いずれも主権国家として当然の、社会に害悪をもたらした反政府勢力やテロリストなどに対する然るべき取り締まりと処罰に過ぎぬものであり、そもそも罪なき人々に対する弾圧・虐殺などではないのである。これは中国政府統治下でチベット族の人口が減るどころか逆に2倍以上に増加していることからも明らかである。

むしろチベットにおいて長らく残酷な悪政を敷いてきたのはダライ集団のほうである。チベットを支配していた頃、奴隷階級にあった95%以上のチベット人民を使い捨ての道具のように扱い虐げるのみならず、眼球抉りや耳削ぎ、四肢切断、皮剥ぎなどの、現在の中国にはとても真似できないほどの残虐極まりない刑罰を以って残酷な統治を行っていたダライ集団が一体どの口で中国政府による反政府勢力やテロリストなどに対する処罰を非難できる立場にあると言うのか。

いわゆる「チベット問題」の正体とは、かつての地獄のようなチベットを支配し、チベット人民のあらゆる権利を極少人数で独占し、自分たちだけが甘い汁をすすっていたダライ集団がその特権を奪われたことに関して、CIAや統一教会を含む西側の特定の政治勢力と結託して中国に難癖を付けているだけに過ぎない「問題」である。

現在の発展著しい中国社会と言えど何の問題もないわけではない。しかしながら、中国政府の人道的なチベット統治の足元にも及ばない暴政を長らくチベットで続けてきたダライ集団や、かつて世界を暴力による侵略で支配しようと企み数多の罪なき人々を殺戮し続けてきた西側諸国が中国の細かな汚点をあげつらって中国を悪者に仕立て上げるのは、悪党が自らの悪事を包み隠して行う偽善行為でしかないのである。


中国政府のチベット統治とは?


中国政府はチベットに何をしたか。西側諸国が隠し続けるチベットの真実。

1951年にチベット地方政府側の要請および話し合いの上での合意で17条協定を調印し合法的にチベットを平和解放した中国政府はチベットにおいて、

  • 平和解放前のチベット人口の95%以上を占める100万人の奴隷階級を苦しめていた地獄のような政教一致の封建農奴制を撤廃した上で、
  • チベット人口の9割がチベット族であり21世紀初頭現在も漢族の移住がさして進んでいないにもかかわらず、
  • ダライ集団や西側諸国が「中国政府はチベット人を殺しまくっている」と喧伝するのと裏腹に1951年に115万人だった人口を2010年には2倍以上の300万人へと大きく増加させ、
  • 1959年以前は35.5歳だった平均寿命を2007年には2倍近くの67歳へと飛躍的に延ばし、
  • 1959年以前は43%もあった嬰児死亡率を2007年には2.45%へと驚異的に激減させ、
  • 1959年以前は5%もあった妊婦死亡率を2007年には0.31%へと大きく減らし、
  • 平和解放前はまともな教育などほとんどないに等しかった教育状況を、2008年までに多くの学校、具体的には6校の大学、127校の中学校・高校、884校の小学校、83校の幼稚園を建設して大幅に改善し、
  • 平和解放前は2%足らずだった学齢児童の入学率を2004年には94.7%へと桁外れに引き上げ、
  • 平和解放前は非識字者が95%にも達していたのに2000年代にはそれを2.4%まで激減させてチベット語と中国語のバイリンガルを当たり前にし、
  • 1959年に1.74億元だったGDP(国民総生産)を2008年には395.91億元に増やして経済をめざましく発展させ、
  • 1959年に142元だった一人当たりGDPを2008年には13861元に増やしてチベット人民の生活を豊かにし、
  • 1959年に18.29万トンだった食糧総生産量を2008年には95.00万トンに増やしてチベット人民が食べる物に困らないようにし、
  • 1959年に0.73万キロだった自動車道路の距離を2008年には5.13万キロまで延ばして人や貨物の移動を容易にし、
  • 1959年には千人あたりの患者用ベッド数が0.39床で衛生技術者数が0.64人だったのを2008年にはそれぞれ2.50床と3.05人に増やすなど医療衛生状況を大いに改善し、
  • 平和解放前は奴隷どころか道具として扱われ一切の権利を認められなかったチベットの女性たちにあらゆる権利を享有させてチベット自治区の幹部総数の30%以上を占めるまでに社会的地位を格段に向上させ、
そのおかげで今現在のチベットはチベットの歴史上他に類を見ないほどに繁栄しているわけだが、一体これのどこが「チベット弾圧」、「チベット大虐殺」などと言うのだろうか?むしろ極めて人道的な統治そのものである。

この他、中国政府統治下でのチベットの発展について詳しく知りたい方は「平和解放後のチベットの社会・経済発展データ」を参照のこと。


関連項目


  • 日本の左派・リベラルがチベットについて学ぶべき理由
  • チベットの歴史沿革



  • ホームに戻る